日本 / 沖縄県
楽しみ方
沖縄旅行といえばレンタカー。でも、地図では近いのになかなか進まない渋滞や、夕方の強烈な西日に驚くこともあります。沖縄の「車社会」を知って、移動時間に振り回されすぎない旅の組み方を考えます。
沖縄旅行でレンタカーを借りる。
海沿いを走って、好きなところで止まって、気になる店を見つけたら寄り道する。
沖縄と車は、とても相性がいい。
ところが、実際に走り始めると気づくことがあります。
「あれ、全然進まない。」
ナビではそれほど遠くないはずなのに、車列が続く。
ようやく動き出したと思ったら、また次の場所で詰まる。
そして夕方。
今度は正面から、強烈な西日が飛び込んでくる。
沖縄を車で旅するなら、観光地を調べるのと同じくらい、沖縄が「車社会」であることを知っておいた方がいいと思います。
沖縄では、車が暮らしの一部になっている
沖縄県は、県内の交通について「慢性化した交通渋滞」を課題として挙げています。
現在も県は「マイカーに依存しなくても、安心・快適で活力ある沖縄」を交通政策の方向として掲げるほど、自動車への依存は大きなテーマです。
旅行者にとってレンタカーは「観光のための移動手段」ですが、同じ道路を走っている地元の人にとっては違います。
仕事へ行く。
学校へ送る。
買い物へ行く。
家へ帰る。
つまり観光客が移動する道路と、沖縄で暮らす人たちの日常が重なっています。
だから、
「地図では近い=すぐ着く」
とは限りません。
沖縄で暮らしていると、「また混んでる」は珍しくない
これは、沖縄で暮らしている側の実感です。
「今日はたまたま渋滞している」というより、
「ここも混んでいるな」
という場面に各所で出会います。
もちろん、沖縄中のすべての道路が一日中渋滞しているわけではありません。
場所も時間も日によっても違います。
ただ、沖縄県自身が交通渋滞を継続的な課題として扱い、パーク&ライドや公共交通への転換などの対策を進めています。
旅行者にとって大事なのは、沖縄の交通問題を勉強することではありません。
予定を詰め込みすぎないこと。
これだけでも旅はかなり変わります。
「30分で着く」から予定を作らない
例えばナビを見て、目的地まで30分。
その30分をそのまま旅程に入れて、
到着したらすぐ次の予約。
これは少し怖い。
道路が混むかもしれない。
駐車場を探すかもしれない。
途中で景色が気になって止まりたくなるかもしれない。
そもそも沖縄まで来て、分刻みで移動する必要があるのだろうか。
移動時間+少しの余白。
沖縄を車で旅するときは、この余白を最初から予定に入れておく方がいい。
遅れなければ、その時間は寄り道に使えます。
遅れたなら、余白に助けられます。
そして、意外な伏兵が「西日」
もう一つ、沖縄で車を運転していて個人的に強く感じるものがあります。
西日です。
夕方、西向きに走っていると、
「まぶしい」
というより、
「前が見づらい」
と感じることがあります。
サングラスをしていても、つらいと感じることがあります。
これは「沖縄では必ずそうなる」という話ではありません。季節、時間、道路の向き、雲などによって当然変わります。
ただ、旅先では道路そのものにも慣れていません。
そこへ渋滞と強い日差しが重なる。
そういう時間帯は、無理に予定を詰め込んで先を急ぐより、いつも以上に余裕を持って運転するくらいでちょうどいい。
サングラスがあるから大丈夫、と過信しないことも大切です。
車を使わない選択も、沖縄旅行の一つ
だからといって、
「沖縄では車を借りない方がいい」
という話でもありません。
車だから行ける場所はたくさんあります。
好きなところで止まれるし、予定になかった場所へ曲がれる。
その自由さは、沖縄旅行とよく合います。
一方で那覇周辺なら、ゆいレールやバスを使う方法もあります。沖縄県も、自動車だけに頼らない交通体系を目指して公共交通の利用促進を進めています。
だから、
今日は車。
ここからは歩く。
那覇ではモノレール。
そんな使い分けでもいい。
「沖縄旅行=絶対レンタカー」と最初から決めなくてもいいのです。
沖縄では、距離より「今」を見て走る
沖縄旅行の予定を立てるとき、地図を見るのはもちろん大切です。
でも実際に沖縄へ来たら、
今、道路は混んでいるのか。
何時ごろ着きそうなのか。
日が傾いてきていないか。
次の予定まで余裕はあるのか。
そちらを見ることも大切になります。
予定より進まないなら、一つ諦めてもいい。
逆に道路が空いていて時間が余ったなら、予定になかった場所へ寄ってもいい。
旅は、予定表を全部消化する競技ではありません。
渋滞も、西日も、沖縄で実際に暮らしている人たちの日常と同じ道路を走るから出会うものです。
地図上の「あと20km」だけでは分からない沖縄が、道路の上にもある。
沖縄の車社会を少し知ってから走る。
それだけでも、ハンドルを握ったときの景色は少し違って見えるかもしれません。
天気・交通・地域の「今」を確認して、このあとの判断材料に。
今の沖縄をマチナウで見る
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